# 097
やあ、俺は地球からやってきた。 俺は愛と憎しみの世界からやってきた。そこは、逃避が運命を変えた。 そこでは、死が生きるための糧だった。そこでは、与えることが暗黙の贈り物だった。 俺は隔たりのある橋の世界からやってきた。そして、そこでは川はただ流れ、そこには化学薬品が隠されていた。 俺は空が公害の腰掛けである世界からやってきた。そして、刑務所はただの解決策でしかなく、そこは、貢献することが殺人である世界。そして、若さは暗黙の声である。 俺は君主と大統領の世界からやってきた。そこでは、根拠のないものが真の支配である。 精神の自由は、日が経つにつれて凍りつく。 俺は何もない世界からやってきた。 俺は金持ちと貧乏の世界からやってきた。太ったやつと痩せたやつ。そこでは、他人が休日の食事を分けるにつれて、子供たちは餓死する。 俺は銃やナイフのようなおもちゃが、子供心への贈り物である世界からやってきた。そこでは、彼らは君にサンタクロースの存在を信じるように教える。だが、決して君に君自身を信じることを教えたりはしない。 俺は君を愛している。 俺は秩序と混乱の世界からやってきた。そこでは、境界を越えることが直ちに撃つことを意味する。そこでは、安全は殺し屋の照準からの闇夜だ。 俺は光を注ぐためにやってきた。 俺たちは皆、うまくやっていけないのだろうか? 俺は世界からやってきた。 俺は何もない世界からやってきた。 俺は何百万ものデモ行進のある世界からやってきた。そして、200年の慣習を破るために歌を歌った。貧困と多数派の世界。少数派と最後に優先するものの一線。秘密の女子学生社交クラブと、会員だけ。そこでは、年配者は孤独に死ぬ。 俺は壁が引き裂かれた世界からやってきた。墓が作られたとき、地球温暖化は警告だった。最後の日は近い。しかし、君たちが唯一身に着けている無知のせいで、誰一人として耳をかさない。毒は君の髪を染め、大気のオゾン層に穴をあけた。 俺は、もうこれ以上プレイヤーになりたくはない。君たちが心配しているのは、得点だけだ。 俺は世界からやってきた。 俺は何もない世界からやってきた。 |
地球を囲む大気層にある気体(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなど)は、可視光線を透過するが、赤外線を吸収し、地表に再放射する性質をもつ。この気体の存在により、地表付近の大気が暖められることを温室効果と呼ぶ。 この温室効果ガスの、特に二酸化炭素の増加が温暖化の深刻な促進を招いている。この影響として、地球全体の雨量・蒸発量の増加と、局地的な大雨の発生、また、氷河の融解による海面の上昇、森林生態系の変化により、食物連鎖が崩れることなども考えられる。ヒトへの影響としても、体温調節機能の変調、マラリアなどの熱帯の感染病の蔓延地域の拡大などが考えられる。 現在では、気候変動枠組み条約が施行され、様々な対策が取り組まれている。 我々は、目先の欲望を満たす事に精力を注ぎすぎたために、大切なこの美しい地球を、これでもかと言わんばかりにいためつけてきた。その結果、我々は自分で自分の首をしめるような結果を招くこととなった。それを招いたのが人間自身なら、その解決も我々人間が目をそむけず立ち向かっていかなければならない。一人で大きな事は出来なくても、一人一人が身近なことから取り組めば必ず改善に向かうと思う。地球には、数え切れないほど美しいものがある。それを守っていくのが、地球という星に生まれた我々の役目であり、そうであってこそ人間は地球にすむ生き物の輪の中に入れると思う。私もその一員として自分にも出来ることから取り組んでいきたい。地球がいつまでも青く美しい星でいられるように…。
|